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2016.01.10 公開
2017.07.17 更新
ここは私が朝陽を撮る定番のスポット。プラタナスやナナカマド,サクラなど河畔林の樹木の写真を撮りにきたりもする。
ときには濃霧(けあらし)に包まれた幻想的な空間にもなる。
”多目的ふれあい護岸”とは勝手に使っている名前だが,それが正式の名称なのかどうか,書いている自分自身定かではない。
まるで根拠なしに使っているかというと決してそうではなくて,岸辺に,北海道開発局・札幌河川事務所で立てた案内板にそのように記されているからなのだ。
かと思うと,やや離れた場所の案内板には”水と緑のふれあい護岸”と記されている。
まぁどっちにしろ,ふれあい=親水護岸なのだろう。
過去,ややもすると経済性優先にかたよりすぎていた治水事業を,水辺の自然環境をもっと保全しながら親しみやすい場に変えていこうという発想のもとに,開発局はAGSモデル事業に傾注した時期があったようだ。(いまはどうなのだろう?)
AGSとは Aqua Green Strategy の略で,要するに,魚,鳥,そして人にもやさしい水辺づくり(親水空間),という考えに基づく。
開発局の資料によると,「多様性」,「連続性」,「地域性」,「多孔質」の4つのキーワードで詳細が語られている。
そのAGSモデル事業のひとつとして茨戸川低水護岸工事があり,1990(平成2)年着工,1993(平成5)年5月,河畔林の記念植樹の実施により完了した。
おりしも石狩町(当時)では,1993(平成5)年11月の役場庁舎の花川への新築/移転に伴う花畔市街土地区画整理事業と連携したものであったに違いない。
当時の広報では,この地区を”将来の「石狩の海と川にはぐくまれた10万都市」を目指した新しいまちづくりの中核”と位置づけられている。バブルがはじけつつ,なお夢が語られ続けた時代だ。
茨戸川低水護岸は,常時水が流れている低水路の岸辺を波浪の浸食から防ぐためのコンクリート護岸に覆土して樹林帯やブツシュを配置,同時にステージ機能を兼ね備えた自然豊かな憩いの場を創出する狙いがあった。
作られたのちの数年は,ここで燈籠流しや花火大会,あるいはステージを使った催しなども行われたことは記憶するが,20数年経過したいまそうした催しがあるのかは知らない。
ジョギングや散策,犬の散歩に通りすがる人,そして釣り人,ごくまれにラジオ体操をする人(その真似をする鳥),などがたまにいるくらいの静けさである。
せっかく整備された茨戸川河畔の親水空間,遅まきながら茨戸川の橋+α部分として加えてみることにした。
資料によると全体を上流,中流,下流の3つのゾーンに分け,それぞれ異なるコンセプトで設計されているようなので,ここでも3つにゾーン分けし,さらにユニークなものは別項目として拾い上げてみることにする。
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2017.06.26 |
南花畔通沿いの側溝”屯田都市下水路”は花畔茨戸通(道道273号)を暗渠で潜った後再び姿を現し茨戸川に合流する。
その川口に架けられているのがこの橋。
床板も手すりも木製の太鼓橋でかわいい。
2009.06.14 |
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側面に灯台,はまなす,鮭漁などのレリーフが埋め込まれた親水護岸のシンボル的存在。
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2016.06.24 |
排水と輸送の便に供するため,「札幌・茨戸間運河」(現・創成川)とともに)建設されたのが「花畔・銭函間運河」。
明治28年起工,明治30年竣工。延長約14.5km。
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2013.07.31 |
花畔・銭函間運河跡は,現在”樽川”の名の小河川となって茨戸川に合流している。
その樽川の川口近くに木造の花川橋が架けられている。
一部に腐食がきて,老朽化も目立ち始めている。(補修はなされているようだ)
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2012.01.20 |
花川橋が架かる樽川の川口の先,ほんのわずか離れて茨戸川に浮かんでいる。
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2016.06.24 初めて弁天丸乗船。
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