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山口橋 札幌市北区
木橋 24m 1960(S35). 完成


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2010.04.23 公開
2017.07.18 更新


上部湖盆と中部湖盆にはさまれる札幌市北区篠路町拓北地区の北部。
茨戸川緑地に沿って民家のない中を伸びる1本の道路(札幌市道・山口支線)。
石狩川の堤防に突き当たる直前にこの橋がある。(幅員3.70m)

水路の右岸に建物が1軒だけ。川魚漁師の作業小屋である。
ヤツメウナギのほか,ワカサギ,カワエビなどを漁獲しているらしい。
建物の脇にはヤツメウナギ漁に使われるしかけ"どう(胴)"が大量に積み上げられている。
水路には一艘の小舟が舫われている。四季折々の佇まいがおもしろい。

このあたりは札幌市の最北端に位置し,かつて"山口"の名で知られる開拓集落があった。
国土地理院の地形図を見ると,1973年(昭和48年)発行では"篠路町山口",1979年(昭和54年)発行では"篠路町拓北"とある。
1993年(平成5年)ころまであった農家は公園用地買収のためすべて離農したという。
いまでも"山口"の名残りの,山口大師堂などが現存する。
("山口"という地名は手稲区にもある)


2008.08.20

2009.01.26

2009.04.09

2010.04.16

2010.04.16

2010.04.16

2010.05.22

2010.08.02

2011.04.24

2012.01.27

2012.07.13

2013.07.16

2013.10.15

2013.12.19

2014.09.22

2015.12.01

2015.12.13

2017.07.17

2017.07.17

2009.07.12

2009.01.26

2008.08.20

2009.01.26

2009.04.09

2009.07.12

2010.12.25

2015.12.01

2012.07.13 木床板の補修工事がなされたようだ。
2013.07.16 しかし,老朽化の進行はいかんともしがたい。もはや,高欄にもたれかかるなどしてはいけない。
2013.12.19 茨戸川緑地は札幌市道・山口支線の茨戸川中部湖盆側にも整備されつつある。
2014.09.22 茨戸川緑地管理事務所もオープン。こちらは案内図

2017.07.17 久しぶりに訪れると,高欄が鮮やかに赤い。最近改修されたようだ。
木床板高欄も真新しい。おまけに,茨戸川の標識まで立てられている。



左岸の橋のたもとに,石狩西部広域水道企業団の管理上屋が建つ。2008.08.20にはまだ工事中だった。
当別ダムから石狩,札幌方面への導水管がここに敷設されているらしい。

道路を挟んだ向かいに地蔵祠がひっそりとたたずむ。(2010.06.01)
化粧直しされていた地蔵祠お地蔵様。(2010.10.01)

なにやら様子が少し変だぞ,と思ったら,地蔵祠が消えていた。(2014.08.28)
昨年暮れには間違いなく建っていたのだが・・・(2013.12.19)

松浦さん家の赤い橋 川魚漁師一家の記録 D9070・V9070
[札幌市生涯学習振興財団 デジタルアーカイブス 特別教材]



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