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2016.01.12 公開
2016.01.22 更新
樽川4線(新琴似4番通)には発寒川に架かる橋がないので,この橋が発寒川に架かる最上流の橋ということになる。
右岸・札幌側は新琴似6番通につながる。
一方左岸・石狩側は花川南防風林(斜め防風林)の基部にぶつかる。
防風林は1893(明治26)年の殖民区画測設の際,開拓民の強い要望によって残された原始林で,伐採が禁じられ大切に保存されてきた。
横井橋につながるかつての石狩側の道は,防風林の東縁に沿って北上していたようだ。
そこはまた,現存する紅葉山砂丘の一部でもある。
防風林に接して花川南公園があり,紅葉山33号遺跡が見られる。
現橋は完成後30年と比較的まだ新しい。何代目かの橋なのに違いない。
この位置の橋は,1918(大正7)年発行の地形図に初めて登場する。
この地形図は1916(大正5)年に測図されたものなので,横井橋の起源はそれ以前(明治時代か?)ということになる。
1906(明治39)年4月発行の「石狩明細地図」によると,ごく近く防風林を挟んで”横井寅蔵”氏への貸付区画がある。
南線地域に最初に入植したのは”横井元八”氏率いる香川県人だったということもあり,橋名と”横井”姓との深い因果関係は間違いないものであろう。
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