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石狩市の亜麻
2020 |
サムネイルをクリックすると大きな画像が表示されます。
2020.05.11 公開
2022.05.18 更新
わが家の亜麻のルーツについては,2015年のページをご覧ください
亜麻畑は,隣接する海浜植物コーナーとともに石狩市の道路用地を勝手に使わせていただいている。
昨年8月から9月にかけてその部分の工事(アスファルト舗装および芝張り)が行われて様変わりした。
芝を張った部分で,亜麻畑と海浜植物コーナーを面積は減少したが継続して使わせていただけることとなった。
【この間の経過は Topics で。 7/17,8/27,8/31,9/6,9/21】
そしていよいよ,2004年以来,17年目の亜麻畑です。
2020.03.18 雪の少ない冬だったが,この部分に除雪車が雪を押し上げていくため,まだまだ雪が残っている。
2020.03.21 やや暖かいが続き,亜麻畑の一角が顔を出した。
2020.03.27 海浜植物コーナーの一部を残してすっかり雪がなくなる。
2020.04.18-a 畑おこし前。車の轍がついている。
2020.04.18-b 畑おこし後。
2020.04.27 "連作障害を軽減!"という堆肥を1袋と,化成肥料を若干梳きこむ。種まき準備,ほぼ完了。
脱穀は済んでいましたが脱粒がまだでした。
脱粒前
脱粒後2020.05.13
種まき準備完了,と書きましたが,肝心のタネが準備されていませんでした。
去年秋に採取・脱穀してほったらかしにしていた亜麻の実(左図)の中から,タネを取りださなくては。
道具はなにもないから,これって結構たいへん。実はカラカラに乾燥していますから,揉み潰すと簡単にバラバラになりますが,もみ殻とタネとを別ける作業がなかなか・・・
もっぱら強く息を吹きかけてもみ殻を吹き飛ばします。そしてつやつやしたタネが残ります。(右図)ところで,パソコン通信時代からの40年来の友人に"あきたこまち"を生産しているお百姓さんがいるのだが,そんな彼にちっぽけ極まりない畑をおこしたと騒いでいるこんなページを覗かれたら笑われてしまうかもしれない。まぁ,それはそれでいいことにしよう。
作物のタネに関わる法律に,「種子法」と「種苗法」というのがあるそうな。
「種子法」は,米,麦,大豆が対象で,種子の安定的供給について国が責任をもつというもの。根強い反対の声の中2018年に廃止された。
一方「種苗法」は,すべての農産物を対象とするもの。種苗育成者の知的所有権を保護しようというものでいままさに改正法案が提出されている。
のほほんと生きている私はほとんど無関心でいたのだが,上記友人のブログと,柴咲コウさんの警鐘により,ようやく少しだけ知ることができた。
この亜麻はどこかの誰かの登録品種ではない(と思うのだが)から自家採取して栽培しようが構わないだろう。
がこの改正案が通ると,農家での作物のタネの自家採取は禁止されるということらしい。自分で育てた作物のタネであるにもかかわらずだ。
ある意味農家にとっては死活問題でもある。のみならず消費者だってグローバルなタネ資本に食生活の首根っこを押さえつけられるのかもしれない。
政府与党は,検察庁法や種苗法などの改正案を,コロナのドサクサに紛れて押し通そうとしている。
播種,ワンコ,地割れ,発芽,生育,ツボミ
2020.05.16 昨日は暑いくらいだったのに今日は一転風強く曇り空。肌寒く,くしゃみ連発しながら種まき完了。
2020.05.16-a
2020.05.16-b
2020.05.19
2020.05.20
2020.05.22
2020.05.26
2020.05.29
2020.05.31-a
2020.05.31-b
2020.06.16
2020.06.23
2020.06.24
去年は14日でしたので2日遅れ。舗装工事で幅が減った分,畝を5本にしました(a)。
覆土して水やり(b)。これから先少し低温の予想なので,4日で発芽するかどうかはやや微妙。
2020.05.19 播種後の亜麻畑に,一直線に大型犬の足跡が・・・
「おんどりゃー,ケンカうってんのんかっ!」と叫びたいけど叫ばない。
権力をひけらかす者(そのレベルを問わず)たちに対しては”物わかりの悪い人間”として残り少ない余生をまっとうしたいと思っている。
けれど自分で云うのもナンだが,普通は柔和で物わかりのいい老人の私なのだ。
飼い主を捕まえて,「わざわざ畑の中を歩かせなくたってよいではないかっ!」と詰め寄ったとして,
相手から,「道路に畑を作る方がおかしい」と平然とうそぶかれられたりしたら,
”うーむ,それもまたもっともな話だ・・・”と,腕を組んで考え込んでしまいそうだ。
ともあれ朝夕この歩道を散歩するワンコと人間のカップルは数えきれない。
2020.05.20 ワンコの踏みつけにもめげず,発芽の兆しの地割れ。
昨年は種まき後3日目だったのだが,今年は4日目。
20℃越えが続いた昨年に対し,今年はさっぱり気温が上がらないからね。
なお,表面に散らばっているつぶつぶは,残っていた昨年,一昨年のタネを適当にバラ播いたもの。
これらからも芽が出るのかな?
2020.05.22 地割れしたら翌日には発芽することもあるので,昨日は何度も庭に出て睨みつけたのだが・・・芽は出なかった。
今日は播種後6日目,地割れ後2日目,場所によってまだムラがあるけれどもりもりと発芽!
昨年より1日遅れたけどまぁこんなもんでしょう。
2020.05.26 本葉も小さく出始める。
2020.05.29 まずまず。
2020.05.31 宿根亜麻は,前日(5/30)早くも開花(a)。こちらも本葉もりもり,ちょっと"密"。
2020.06.16 草丈20cm強。ついでに6/11の宿根亜麻。
2020.06.23 前々日あたりで草丈40m越え
2020.06.24 ツボミ確認。
開花 2020.06.26 播種後41日目 (昨年は42日目)。この日は2輪。
2020.06.26 亜麻は早朝花が開いて昼ころには花びらを散らしはじめる,つまり,”一日花”のはず。
とばかり思っていましたが,この日咲いた2輪とも夕方でも花びらを落とさず(閉じてはいましたが),翌朝,また開きました。
こういうこともあるのですね。6/26は雨が降ったり止んだり,ストーブが欲しいくらいの肌寒さ。
花も,咲いてはみたものの,調子が狂っちゃったのかもしれません。
2020.06.27 7輪開花。午後3時過ぎには花びらをすべて散らしていました。
2020.06.28 今日もばっとしない天気。咲いたのは8輪。中にはこんなのもありました。穴があいてます。
犯人はきっとこの子です。ピンボケですけど。体長5ミリほどの青虫。何の幼虫なのかは分かりませんが,毎年花びらに穴をあけられます。
翌日,穴あけ犯人を現行犯でつきとめました。尺取虫のたぐいかな?気持悪いので逮捕できませんでした。
29日には30輪ほど,30日には60輪ほど。7月1日には100を越えて,数えるのをやめました。
3日には見ごろを迎えた宣言発出(って,出発の情けない言い間違え?)。
4日の写真は,早朝(5:44)まだ花を開く前の姿です。
スズメが亜麻の茂みの中に潜り込もうと虎視眈々。
5日にはほとんど満開といっていいほどです。
2020.07.12 まとめてアップ。
2020.07.06
2020.07.07
2020.07.07
2020.07.07
2020.07.07
2020.07.09
2020.07.11
2020.07.11
2020.07.11
2020.07.11
2020.07.11
2020.07.11
2020.07.11
2020.07.11
2020.07.12
2020.07.12
2020.07.12
7日まではきわめて順調。
しかし,8日は朝から雨。ときに強い雨足。朝6時前に一部の株が倒伏。気が付いたらその都度立ち上げてあげるも雨は翌朝まで続く。
9日の朝には雨はほとんど上がっていたが,画像は朝5:48。かなり痛々しい。立ち上げて6:10。10日の朝にはほぼ回復。
11日,北海道新聞朝刊に当別の亜麻畑が”かれんに満開”と報じられていた。
5ヘクタールに比べたら規模では太刀打ちできないものの決して負けてはいない。
とりわけ今年は最高の出来!と勝手に自惚れている。相変わらずスズメたちも寄ってくる。
連作障害がまったく感じられないのと,少し種を厚く播き過ぎた(過密)のがかえってよかったのかもしれない。
しかし今日12日には,部分的にツボミよりも花後の実の方が目立つようになる。ピークを越したのだろうか。
株の下の地面に溜まった花びらにも風情がある。
難点は,カメラのアングルを上げても,自分んちやご近所さんちの塀や建物ばかり入って青空には嫌われること。。。
2020.07.15 ピークを過ぎつつあっても,まだまだたくさん咲いてくれる。
今回はひとつひとつの花に思いきり迫ってみた。
2020.08.03 ピーク後のもようをまとめてアップ。
16日にはまだかなりついていた花,29日には探さなければならないほどに。全体に茶枯れが進みつつある。
16日朝,亜麻の先っぽにかたつむりが這い上がっていた(b)。
20日,花のまわりはツボミではなく実ばかり。タネが熟すと茶色くなる。
31日の花は,違う場所でコボレ種からだいぶ遅れて芽を出した株。
2020.08.21 8月に入ってのタネ模様。
5日 ほとんど茶色。
15日 数日前から少しずつ採取したタネ。
18日 この夏初めての朝霧。
20日 まだチラホラ咲いている。
21日 前日に出した立て札(ってほどのものではないけど)。
8/21 の立て札が功を奏して多くの皆さんにタネを採っていっていただけたようだ。
来年は石狩のそこここで亜麻の花が見られるかもしれない。
9/23 茎をすべて引き抜き片付ける。
10/11 放っておいたら雑草畑化しつつあったので,来年のために備中鍬で起こす。
10/30 ということとは関係なく,今年採れたタネの一部をひっくり返してしまってそれらが発芽して伸びたのが(a)。
その一番花が咲きました(b)。このあと雨は降るし寒いし,これ以上花は開きませんでした。
でもこんな時期外れでも,果敢に咲くものですね。
ではまた来年,ごきげんよう。。。
ごきげんようといったのに・・・
11/8 11/7に開いて2日目の花。
11/9 アラレが降って周囲は真っ白。開いて3日目,でも頑張る。
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