JavaScript を必ず有効にしてください。無効になっていると正常に表示されません。 |
いぬもあるけばぼうにあたる
河川愛護モニター(石狩川) こぼればなし
20172018.01.25 公開
2018.02.27 更新
■ 札幌河川事務所・河川愛護モニター
3年目の河川愛護モニター・こぼればなし です。
いやはやなかなか時間がとれず(ほとんど言い訳)とうとう年を越しての公開となってしまいました。
しかも,とりあえずは6回分の巡回経路図のみの公開で,ごめんなさい。
肝心の”こぼればなし”は,河川事務所に提出した正式のモニター報告書を読み直し,写真を整理しながらボチボチまとめていきたいと思います。
なにはともあれ3年間ずっと担当区間は変わらず。周囲の状況もさほど変化するわけでもありませんので,歩いていればここにこんな遺物があってあそこにはあんな花が咲いている,などということが自然と身についてしまいます。
歩き慣れてはきても,気分はマンネリ化の一途。最初の年のような新鮮な驚きとの出遭いが急減してしまいました。今回は違った角度から眺めてみようなどと心がけても,なかなか思うようにはいきません。
新たな感性,視点が必要,それにはやはり担当する人間そのものが変わらなければいけないだろう,というのがいまの心境です。
4年目の応募の気持ちは失せていますので,『いぬもあるけばぼうにあたる』もこれが最後となるでしょう。
なお,担当区間図などは2015年版を参照していただきたいと思います。 (2018.01.25)
モニター・ウオークについては,毎回 Topics で速報しました。
ここではできるだけ重複を避けたいと思います。
各回の Topics にリンクを張りましたのでできれば合わせてご参照ください。
(2018.01.30)
■ 目次
歩いた日 こぼればなし 最終更新日 2017.05.02 道なき道,カエル,眼鏡橋,花,流木,チカ漁,分駐所跡,パラグライダー 2018.01.30 2017.06.05 河口橋を往復,柳絮,オタマジャクシ,護岸の仕様,投棄物 2018.02.12 2017.07.03 渡船場樋門,堤防上はお花畑,いつも会う釣り人,オタマジャクシ 2018.02.13 2017.08.10 河口橋下,木イチゴ摘み,除草の済んだ堤防,堤防の一部舗装工事 2018.02.13 2017.09.01 アオサギ,ウンランのそっくりさん,渡船場跡 2018.02.15 2017.10.09 河口橋下,舗装工事完了,パラグライダー,パークゴルフ場,重機,釣り人 2018.02.16 遺構の表情変化 単床ブロックと水制工 2018.02.27
■ 2017.05.02
■ 2017.06.05
Topics ⇒ 道なき道,ワイルドなカエル,アヤシイ眼鏡橋
●2017年,初めての巡回。担当区間ほぼ全部歩いてみた。
●花の数は少ない。他にはスイセンくらい。
●いたるところに流木が集められているが,最大規模の流木の山。燃料にするのか,アートの素材に使われるのか?
●左岸にもチカ漁の網が仕掛けられているのに初めて遭遇。
●去年解体された河川事務所分駐所跡がだだっ広い。
●河川敷の広場ではしばしばスポーツカイトが見られるが,この日はパラグライダーで大空に飛び立とうとする青年。しかし飛び立たなかった。
■ 2017.07.03
Topics ⇒ カワガニ漁,ワンド工事,河口橋からの眺望
●最初に河口橋を往復した。これだけでたっぷり3km。右岸の親柱が損傷していた。天気もいいので,主塔のてっぺん(左岸側,右岸側)とか,志美運河の出口なども撮ってみる。
●綿毛に包まれたヤナギの種は”柳絮”と呼ばれる。やがて枝から離れてふわふわと空に漂う。(なんてね,知ったかぶり)
●赤井川樋門の出口の水溜りにはオタマジャクシがひしめき合う。
●護岸の仕様はところどころで変って継目がある。
●この日見つけた投棄物(または忘れ物)は,自転車とハサミ(ふたつ)
後日新聞にヒグマ出没の記事。歩いた翌日(6/6)左岸・マクンベツで目撃されたという。なら私の守備範囲からたかだか800mほど。ヤブ漕ぎのときはウイルス・ダニもコワイけど,クマの方がやはりもっとコワイ。でも私がヤブをガサゴソ漕いでいたら,クマの方も『クマだっ!』と驚くのだろうか・・・
■ 2017.08.10
Topics ⇒ オオマルバノホロシ,イヌホウズキ,オタマジャクシ(動画)
●渡船場樋門,Aは堤防上から,Bは水路出口から,振り向くと土管。その先は石狩川。
●市街地特殊堤の上はさながらお花畑を歩いているような気分になれる。
ムラサキツメクサやタンポポモドキなどありふれた花ばかりだけれど。
●毎回歩く時間帯があまり変わらないことから,いつも出会う釣り人たち。近所の工場の従業員たちにはお昼休みの格好のレクリエーション。
●オタマジャクシたちは押し合いへし合い。
●クマは依然として出没しているらしいが,出会わなかった。
■ 2017.09.01
Topics ⇒ 木イチゴ摘み,オオマルバノホロシ
●気温25℃くらいだったが暑くてくたびれた。
●水位がかなり高く,河口橋下の単床ブロックはほとんど水没。水上に出ている部分が狭いし滑るしで,手こずった。水面はとても穏やか。
●去年同様木イチゴ摘みに夢中になり,あわや熱中症になるかと思った。
●前回までは草が生い茂っていた堤防と法面の除草が完了。
●担当区間の上流部では,堤防の一部舗装工事が進む。
●道草食って経路をはしょったせいか,ほかに面白いことナシ。
■ 2017.10.09
Topics ⇒ 水中三題:渡船場樋門,渡船場跡,単床ブロック
●この日もこぼればなし的?には特筆すべきものあまりナシ。
●船着場桟橋の上で孤高のアオサギ。
●ウンランのそっくりさんは,市街地の道端でもよく見かけるホソバウンランだろうか。
●渡船場跡地にはいつも先客の釣り人が陣取っているのだが,天気もいいのに不思議とがら空きだった。おかげで色々な角度からの写真が撮れた。
一番右の写真は水制工の木杭。このあたりまで単床ブロックが敷設されたのであろうことを物語っている。
さらに渡船場跡を下流側から,上流側から,堤防の上から眺める。
■ 遺構の表情変化
Topics ⇒ スマホが壊れた
●最後の巡回なので気合を入れて担当区間をすべて歩く。
●水位が下がっていて,河口橋下は8月とは随分な違い。
●堤防の舗装もできて,家族ずれが散策している。
●またまたパラグライダー。飛び立たなかった。
●見慣れたパークゴルフ場の看板。これはネコ?キツネ?
●渡船場跡近くに重機。後日,桟橋まわりの浚渫をしていた。
●渡船場樋門出口近くで釣り人。ミニチュア・ラジコンボートも持参していたが川波があって浮かべられないと残念そう。
大正年代に施工されたと考えられる単床ブロックと,その洗掘を防ぐために設置された水制遺構。
船着場の南(上流)に隣接する船揚場の南端から60〜90mほどの位置なので,容易に見に行くことができる。
モニターで通りかかる都度,そしてそうでなくてもしばしば訪れて写真を撮り続けている。
降雨,(融雪),潮汐,気圧などに影響されるため川の水位は訪れる度に異なる。
それに伴って遺構は毎回違う表情を見せてくれる。
[ ]内の値は,800mほど下流に設置されている石狩河口水位観測所のデータで,それぞれ訪れた時間帯の水位を表わしたものである。
5月から10月は概して水位が高めだった。
最も水位の高かった7/3には水制の木杭の頭も水没していたが,そのほかでは木杭は頭をのぞかして,単床ブロックも水中にその存在を確認できる。
水位は低めでも川波が激しすぎると10/28のように見学にはあまり向かない。
そして2017年に訪れた中では12/4がもっとも水位が低くて,単床ブロックも大きく水面上に現われていた。
一部を残してバラバラになっているが,ブロックの表面が意外とつややかなのはほとんど水没しているために風化を免れているためだろうか。
木杭とブロックが障害物となって大きな流木が引っかかり,さらに細かいゴミがたくさん溜まることがよくある。
2015年にゴミの中のワンコの救出作戦が展開されたのは,まさにここである。
また,木杭の頭はウミウたちの格好の羽根休めの場となる。
5/2 [18cm]
6/5 [24cm]
7/3 [42cm]
9/1 [27cm]
10/8 [13cm]
10/28 [5cm]
12/4 [-5cm]
12/4
12/4
12/4
12/4
12/4
このページについてお気づきのことがありましたらお知らせください
河川愛護モニター 2015 | 河川愛護モニター 2016 |