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2010.06.22 公開
2021.05.10 更新
来札水制工は知津狩川河口に設置されていて延長130m。
中村水制工は聚富川河口に設置されていて延長90m。
知津狩川,聚富川は石狩川右岸,河口から最も近い位置,および2番目の位置に合流する支流である。
水制とは水の流れを変えて河岸を護るために設置される施設。
石狩川河口の水制工は,水を通過させながら流速を落として澪筋を河の中心へと向かわせることを目的としている。
もともと河口近くには木杭による水制が4基既設されていた。
1971年(昭和46年)9月の大雨により既設水制が被災したため,災害復旧工事としてこれら2基の水制が新たに設置された。
直径500mm,肉厚12mmの鋼管杭が,4列,3列交互に千鳥打ちされている。
来札水制工
2009.05.10 |
2009.05.10 |
2009.05.17 |
2010.06.07 |
2010.06.07 |
2010.06.07 |
2011.04.08 |
2011.04.18 |
2011.04.18 |
2011.06.15 |
2011.06.15 |
2013.09.12 |
2014.11.05 |
2014.11.05 |
2015.04.01 |
2015.04.01 |
2015.05.27 |
2015.11.19 |
2016.08.27 |
2019.04.30 |
中村水制工
2009.05.17 |
2009.05.17 |
2009.05.17 |
2010.05.17 |
2010.05.17 |
2011.04.08 |
2011.04.08 |
2011.04.18 |
2013.09.12 |
2014.08.27 |
2014.08.27 |
2015.04.01 |
2015.04.01 |
2015.05.27 |
2015.05.27 |
2015.11.19 |
2016.08.27 |
2018.03.21 |
2019.04.30 |
対岸,左岸岸辺から望む。
2009.04.24 |
2009.05.29 |
2009.05.29 |
2009.11.06 |
2011.07.03 |
2011.12.21 |
2013.12.18 |
2013.12.18 |
2014.07.18 |
2015.05.14 |
2015.05.14 |
2015.05.26 |
2015.11.11 |
2015.11.11 |
2016.07.25 |
2016.08.24 |
2009.05.10では知津狩川河口は石狩川上流方向へやや蛇行していて,右岸河口から来札水制工には歩いて近づけた。
2010.06.07には知津狩川は来札水制工に沿って流れていて,水制工には近づけなかった。
2011.04.18 右岸河口から水制工への接近はなんとか可能だった。
2011.06.15 この日の水制工はすっかり陸続き。
中村水制工にはちょうど1年違いの同じ日に訪れたが,2009年と2010年とではかなり水位の違いが見られた。
いまも残る,かつての木杭による水制の遺構? (@,A)
これらは来札水制工より下流(河口側)にある2基。
2015.04.01 来札,中村,両水制工の間にもう1基あるのに気がついた (B)
直接関係ないが,国道231号の脇にこんな古い標識がある。
知津狩川河口近くにかかる橋は老朽化が激しく,3年ほど前から車両通行禁止。
橋名板には”白津狩川”とある。 (2011.04.22)
いつのまにか新しい橋が架かっていた。しかし橋名板は,まだない。(2013.09.12)
”知津狩新橋”の名の橋名板が設置されていた。(2014.11.05)
2021.05.10 (new)
来札 |
2020.12.11 |
2021.02.15 |
2021.03.05 |
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昨年までは大きな損傷はなかった。
2月,雪氷に覆われていた。
3月,雪氷が消えると,損傷が現れた。 |
中村 |
2021.04.24 |
両水制工については,老朽化著しい河口構造物も参照してください。 |
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2018年まで健在だった先端の曲がり
2019年以降見られない。 |
2012.09.23 石狩さけまつりでのヘリコプター遊覧飛行にたまたま同乗できて,およそ400m上空からの水制工を撮ることができた。
中村水制工はしっかり写っているが,来札水制工の根元がやや切れているのが惜しまれる。
2012.09.23 |
『河口付近では、来札導水突堤(水制)の工事を昭和9年から実施し、昭和14年に完成した』という。(石狩川治水100年の歩み)
戦争で中断していた治水工事は昭和20年代中ごろから復活。石狩川右岸河口の水制工もさらに施工された。(合計4基)
それらは捨石とか木杭を打ちこんだもので現在も遺構として残存している。
『石狩川河口右岸の遺構群』に詳述してあるので,ぜひそちらを参照していただきたい。
(2015.08.26)
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